あも青(阿藻青)について

ゾイシアンジャパンの「あも青」はシーショアパスパラム(Paspalum vaginatum)という芝草の一品種で、キメが細かく、各種ストレスに非常に強い芝です。
シーショアパスパラムはアメリカにおいてその驚異的な特性から大変に注目を集めており、「環境に優しい21世紀の芝」として期待されています。
あも青

概要

あも青
あも青
名称 シーショアパスパーラム
品種名 あも青
学名 Paspalum vaginatum
(和名:サワスズメノヒエ)
原産地 ・北米
・オーストラリア
(野生のものは日本では屋久島以南に自生)
育成地 アメリカ合衆国
通常刈高 30mm~60mm
繁殖形式 栄養繁殖(ほふく茎による)
植付工法 ZN工法(二重ネット工法)
張芝工法
・ポット植工法
・根茎吹付工法
・V-way工法(根茎条植工法)
他各種栄養繁殖方式による

特長

塩が大好きな好塩性

あも青
芝の中では、塩性ストレスに最も強い種類です。
あも青は在来種の5倍以上の耐塩性を有しており、海水をかけても色を変えることはありません。(在来の耐塩性を有しているものでも葉が茶色に変わります。)
塩に耐えるというより、むしろ塩を好む好塩性植物(halophyte=ハロファイト)です。

冬芝のような鮮やかな濃緑色

あも青
他の夏芝では出せない鮮やかな葉色です。
あも青の葉色は、ケンタッキーブルーグラスのような鮮やかで濃い緑色をしています。

水没しても生存

あも青
あも青には、無酸素耐性(冠水抵抗性)があります。
排水の悪い場所や、水につかってしまうような場所でも生育することが可能です。

土壌pH9.8まで生育可能

あも青
強酸性から強アルカリ性まで幅広い土壌に適応しており、pH4.0~9.8の範囲で生育することが可能です。

爆発的な繁殖力

あも青
あも青は、バミューダ芝以上の繁殖力を有します。
生育適期にはティフトン芝を上回る水平方向への被覆力で、早期グラウンドカバーが可能です。

軸刈りの低減

あも青
あも青を使用することで、刈り遅れ時の軸刈りが少なくなります。
雨続きなどで刈り遅れても、ティフトン芝のように軸刈りで白っぽく見えることはほとんどありません。

おすすめの使用用途

あも青の使用用途
  • 海浜緑地
  • 人工砂浜などの土壌保全
  • 埋立地
  • 河川汽水域等の緑化 など

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