シェードⅡについて

シェードⅡは、耐寒性が改良されたセントオーガスチングラスの選抜品種です。
耐陰性・耐寒性・耐塩性に優れ、病害虫・雑草の侵入や踏圧にも強いため、海岸沿いの公園緑地や、管理費がかけられない公共緑地、飛砂防止用臨海緑地に最適な芝草です。

概要


品種名 シェードⅡ
草種名 セントオーガスチングラス
学名 Stenotaphrum secundatum
原産地 西インド諸島他
育成地 アメリカ合衆国
通常刈高 30mm~60mm
繁殖形式 栄養繁殖(ほふく茎による)
植付工法 ZN工法(二重ネット工法)
張芝工法

特長

雑草に強く混在しても目立たない

アレロパシー※1の影響で、一度密度の高い芝地を形成すると、他の芝に比べて雑草の侵入が極端に抑えられます。また、メヒシバ(雑草)などに葉幅が似ているため、刈込まれた場合も雑草がほとんど目立たなくなり、見た目も良好です。
何も植えていなければ雑草だらけになってしまうような場所でも、この芝を植えていれば徐々に雑草が減っていくというのも特長のひとつです。

※1 他の植物や微生物に対する他感作用

ノシバやコウライシバと比較して管理が楽

ノシバやコウライシバなどの葉幅の狭い芝は、ゴルフ場や競技場で使われるようなリール式芝刈機で管理できて初めてその美観が維持されます。一般的な造園業者が持っている、肩掛け式刈払機やロータリー式芝刈機等では切り口が汚くなるため、その特性が発揮できません。
一方、シェードⅡの葉幅では一般的な芝刈り機による必要最小限の管理が可能で、誰が管理しても綺麗で緑鮮やなスペースが維持できます。

青々とした期間が長い

従来のノシバ、コウライシバ、ティフトン芝等は、10月下旬~11月頃には完全に休眠に入りますが、本草種はそれより約1~2ヶ月は緑葉期間を長く保持します。その青さは初霜を受けるまで続き、樹木の下などでは1月下旬まで青さを残したといった事例もあります。

日陰に強い

耐陰性は暖地型芝草(夏芝)の中で最も高い草種で、ノシバやコウライシバが生育できない日陰地においても美しい姿を保つことができます。
日本庭園の松の木の下など、日本芝が育たない場所でもシェードⅡなら生育可能です。

クッション性がいい

ぺったりと葉が寝てしまう密度の薄いコウライシバにうんざりしている方は、シェードⅡをぜひお試しください。
丈夫な茎が絡み合った密度の高いシェードⅡは、クッション性も抜群。歩いた感じもふさっと柔らかく、快適な空間を提供します。

おすすめの使用用途

    • 日陰が多い公園
    • 校庭
    • 家庭の庭
    • 屋上緑化
    • 中央分離帯
    • 街路樹の下
    • ビルの外構
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